就活はいつから始めたらいいか?25卒・26卒就活スケジュール

証明・就活写真のヒント

就職活動を控えた学生の皆様へ。「いつから就活を始めればいいのか?」、「どのようなスケジュールで何をすればいいのか?」といった、就活に関する疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
まず、「〇〇卒」という言葉について説明します。例えば、2025年3月に卒業予定の学生は「25卒」と呼ばれ、2026年3月に卒業予定の学生は「26卒」となります。2027年3月に卒業予定の学生は「27卒」となります。
就活のスケジュールについては、一般的には大学3年生の夏ごろから始めるのが一般的です。ただし、業界や企業によって異なる場合がありますので、学校の就職支援部署や業界団体などから情報収集することが重要です。
スケジュールとしては、まず自己分析やキャリア設計を行い、それに基づいて自己PRや履歴書、エントリーシートの作成を行います。その後は、適性検査や面接の準備、企業研究や面接対策などを行い、内定を勝ち取るために最大限の努力をすることが求められます。就活は長期間にわたるプロセスですので、焦らず、地道に取り組んでいくことが大切です。

【2023年4月時点での学年と卒業年度】
・24卒…大学4年生、大学院2年生
・25卒…大学3年生、大学院1年生
・26卒…大学2年生、院進学予定の大学4年生
・27卒…大学1年生

25卒・26卒として就活をする学生のために、就活スケジュールについて就活時期の縛りはどう変化するのか、就活準備はいつからすべきか、コロナウイルス感染症の影響はあるのかなど、大学生や就活生が気になる疑問にもお答えします。

【就活はいつから始める?】

基本的な就活のスケジュール

・大学3年生の3月1日に説明会解禁
・大学4年生の6月1日に採用面接など選考解禁
・大学4年生の10月1日に正式な内定解禁

大学院で修士課程まで修了する学生の場合
・大学院1年の3月1日に説明会解禁
・大学院2年の6月1日に採用面接など選考解禁
・大学院2年生の10月1日に正式な内定解禁
理系の学生はこちらのパターンの人も多いですね。

25卒までは現行のスケジュール

2021年3月に卒業する学生の就活においては、選考解禁時期に一定のルールを設けることが求められました。2018年10月9日には、経団連会長が「大学3年生の3月に説明会解禁、大学4年生の6月に採用面接など選考解禁」という就活スケジュールのルールを撤廃する意向を表明しましたが、採用スケジュールの形骸化を受けて、政府が主導して就活スケジュールの調整を行うことになりました。当面は、現行の就活スケジュールを維持し、学業への影響や混乱を防止することが決定されました。
過去には、学業の優先を考慮して、2015年度(2016年3月卒業)から就活スケジュールが全体的に後ろ倒しになりました。その後も、就活選考開始時期の調整があったものの、大きな変更はなく、現在も変わっていません。
採用選考活動は6月以降にスタートするスケジュールとなることが決定しています。

26卒からは就活スケジュールに変更ある?

2026年春に卒業する学生の就活ルールについて、政府は2022年11月30日に就活スケジュールに関する関係省庁連絡会議を開催し、「専門性の高い一部人材の採用日程の弾力化を検討する」と発表しました。具体的にどのような人材が対象になるかは明確にされていませんが、近年需要が高まっているデジタル分野に強い人材が対象になると予想されています。例えば、人工知能(AI)やデータ分析など
正式な決定は2023年の秋までに行われる予定です。専門性の高い人材については、通常の就活スケジュールとは異なる日程で採用選考が行われる可能性があります。具体的にどのような変更が行われるかについては、今後の情報に注目が必要です。

就活の準備といつごろまで続けるか?

3年生の6月初旬からインターンシップの募集を始める企業が多いため、この時期から本格的に就活をスタートする学生もいます。ただし、就活をするタイミングは企業や業界によって異なるため、一概に決まった時期はありません。就活が始まる前には、業界研究や自己分析などの準備を数ヶ月前から始めることも重要です。
一般的には、4年生の6月頃から夏までの間に内定を獲得することが多いですが、企業によっては9月や10月に選考が行われる場合もあります。また、新卒採用の場合は3月に入社するため、内定が出た後には就業前にインターンシップや研修などがある場合があります。

新型コロナウィルス2023年の影響は?

2020年2月頃から新型コロナ感染拡大の影響が出ており、2023年2月時点でもその影響は大きく残っています。合同説明会や企業説明会はオンラインで開催されるケースが増えており、リアルイベントは制限付きで実施されることがあります。
オンライン説明会でも企業のことを知ることができますし、参加記録が残り意欲を伝えることに繋がるので積極的に参加するといいでしょう。感染拡大防止のため、説明会だけでなく、インターンシップや面接をオンラインで実施する企業も増えています。また、企業が自社内での感染対策を徹底している場合、リアル面接も実施されることがありますが、その際は感染防止対策に協力することが求められます。

選考スタート企業のタイミング

経団連加盟の大手企業の就活の一般的なスケジュールは下記の予定になります。

・大学3年6月~大学3年2月…インターンシップ
・大学3年3月~大学4年5月…説明会、ES提出
・大学4年6月~大学4年8月…選考
・大学4年6月~大学4年8月…内定
経団連に加盟する企業は一般的に「採用選考指針」に従っていますが、具体的な情報解禁や選考開始の日程は企業によって異なります。一部企業は3年生の3月から早い段階でWebテストやESの提出を始め、水面下でリクルーター面接などといった形式をとって選考を進めています。内々定は、選考が解禁される前に内定が出せないため「内定を出すことを約束すること」であり、就活生にとって実質内定と同じ意味を持ちます。

経団連非加盟の上場企業やメガベンチャー企業の就活は次のようなスケジュールは下記の予定になります。

・大学3年6月~大学3年2月…インターンシップ
・大学3年2月~大学4年8月…選考活動
・大学4年3月~大学4年8月…内定
経団連加盟企業よりも早くから選考を始めて内定を出す企業が多数存在します。これは、経団連のスケジュールに縛られないため、優秀な学生を伝統的な大企業に取られる前に早くから獲得しようとして動いているためです。また、一部のベンチャー企業やスタートアップ企業では、選考を通じて学生との相性やスキルマッチングを重視するため、内定を出すタイミングが他社と異なる場合があります。

外資系企業の就活は次のようなスケジュールは下記の予定になります。

・大学3年6月~大学3年9月…インターンシップ
・大学3年10月~大学3年11月…選考活動
・大学3年11月~大学3年12月…内定
多くの外資系企業は、大学3年生の秋から選考活動を始め、年内に内定を出すケースがあります。これは、競争が激しい外資系企業が、優秀な学生を早いうちから発掘して採用することで、将来的な人材確保につなげたいという狙いがあるためです。また、外資系企業は、選考プロセスが日本企業と異なるため、応募者自身も早い段階から情報収集や対策を行う必要があります。

一部のマスコミ系企業の就活は次のようなスケジュールは下記の予定になります。

・大学3年6月~大学3年10月…インターンシップ
・大学3年11月~大学3年3月…選考活動
・大学3年12月~大学3年3月…内定
このように、一部のマスコミでは、日系大手企業でも大学3年の秋という早い時期から選考活動を開始することがあります。また、マスコミ業界では、大手の採用が終わってから地方の採用が行われるという慣習があるため、早く地方を採用できるようにするためにも、経団連に加盟していても例外的に早い時期から選考活動を行う企業があります。

中小企業の就活は次のようなスケジュールは下記の予定になります。

経団連に加盟していない企業が多いため、スケジュールは多様です。大半の中小企業は、採用人数が少ないため、採用計画を3年生の時点で立てているとは限りません。そのため、情報解禁や選考開始の時期が早いところでは、4年生の夏や秋から選考を開始し、年明けに内定を出すこともあります。ただし、中小企業の中には、大企業と同じように3年生の3月1日に情報解禁し、4年生の6月1日から選考を開始するところもあります。

一般的な就活スケジュールに沿った日系大手企業を第一志望とする就活生の動き方の例。

3年生からの動き方

大学2年生の夏ごろから、就活に向けての情報収集を始める。
大学3年生の4月ごろから、履修科目を選択する際に就活に必要なスキルや資格を取得する科目を選ぶ。
6月…リクナビやマイナビに登録、インターンシップ申し込み、自己分析を始める、業界・企業研究を始める
7月下旬…インターンシップに参加
8月…インターンに参加後興味のある業界についての企業・仕事研究
9月…OB・OG訪問を開始
10月から12月にかけて、Webテストやグループディスカッション、面接の練習もかねて、気になる業界の外資系企業やベンチャー企業をの選考を受ける。
1月…第一志望企業の雰囲気を再確認するために冬インターンに参加
3月…待ちに待った第一志望企業の情報解禁!説明会参加やエントリーシートの提出を行う
内定獲得後は、内定辞退ができないため、慎重に企業を選び、入社前にしっかりと調べることが重要である。
ただし、日系大手企業でも選考スケジュールは企業ごとに異なるため、就活生は各企業の公式サイトや就活イベントでの情報収集が必要です。

4年生の大まかな動き

・6月…選考活動解禁で第一志望の面接が始まる
活解禁直前に動き始める学生も多くいますが、志望企業の絞り込みや選考対策を行う時間が十分に取りにくくなってしまうので、納得いく就活を行うためには早めに動き出すことが何よりです。

学年関係なく就活は始められる

就活生は、自分が興味を持った業界や企業、職種がどのようなものかを知ることが重要です。先輩に話を聞いたり、自分の大学の就職課のデータベースを利用することで、卒業生の就職先を調べることができます。また、企業の採用ページ内には、企業紹介や仕事内容がわかりやすく説明されている場合があります。ツテがあれば、大学のOB・OGを訪問して話を聞くこともおすすめです。1、2年生の段階で世の中にどんな仕事があるか知っていると、自分の進みたい方向に合わせて必要な勉強をするなど、対策を早めに始められるでしょう。

就活でアピールできる経験やスキルを考える

就活では、面接やエントリーシートで「学生時代に頑張ったこと」や「自己PR」をアピールする機会があります。自信を持って言えるような経験はありますか?サークル、部活、アルバイトなど何でも良いので、頑張って成果を出した経験、問題を解決した経験、周りの人を巻き込んで何かを生み出した経験などがあると、面接でアピールしやすくなります。
もしまだ就活開始まで時間があるのなら、まずはこういった経験をするために、いろいろなことに挑戦することが大切です。例えば、長期インターンシップなら学年問わず始められる場合が多く、企業や仕事のことを深く知ることができるだけでなく、就活でアピールできる経験にもなるのでおすすめです。

インターンシップのスケジュール

短期インターンシップ

短期インターンシップは、1~2日から長くて2~3週間の期間で、多くの企業が実施しています。主な内容は、企業の概要や事業内容の説明、学生同士でのグループワーク、簡単な業務体験などです。
期間が短いため、実際の仕事に深く関わることはできませんが、複数の企業の仕事内容を知るためには有用です。就活生にとっては、企業研究の一環として積極的に活用されています。短期インターンシップは、大学3年生の夏以降に行われることが多く、外資系コンサルティングファームなど一部の企業では、グループワークで優秀な学生を発掘して特別選考フローに招待したり、内定を出すこともあります。
短期インターンシップを探す場合、人気企業のインターンシップ情報をまとめた「締切カレンダー」が便利です。締切日程順に一覧化されており、3年生限定のものから学年不問のものまで幅広く掲載されているので、ぜひ参考にしてください。

長期インターンシップ

長期インターンシップとは、数ヶ月以上続くインターンシップで、主にベンチャー企業や中小企業が提供しています。グループワークを通じて学生に会社や事業を紹介する短期インターンシップとは異なり、長期インターンシップでは、会社の実際の業務を実際に体験することができます。
長期インターンシップの大きなメリットの一つは、短期インターンシップに比べて仕事への理解を深めることができることです。インターンのパフォーマンスによっては、通常の選考プロセスを経ずに仕事を提供する企業もあります。長期インターンシップで得た経験は、面接などの就職活動で自分をアピールする際の貴重な財産にもなります。
長期インターンシップの応募期間や要件は企業によって異なるため、自分のスケジュールや興味に合ったインターンシップを探すことが大切です。多くの企業は、3年生だけでなく、1年生、2年生もインターンとして受け入れています。
長期インターンシップの追求に興味がある場合は、インターンシップガイドやその他のリソースを使用して、興味やキャリア目標に一致する機会を検索してください。

就活を成功するためのポイント

就活において成功するためには、以下の3つのポイントが重要です。

自己分析をしっかりと行うこと

自分がどのような仕事や環境で働きたいのか、自己分析をしっかりと行うことが重要です。自己分析をすることで、自分に合った企業を見つけることができ、その企業に対して自信を持ってアピールすることができます。
・自己分析をする
・OBOG訪問をする
・自己PRやガクチカの作成を始める
・1〜2年生OKなインターンに参加する
早めに行動を開始することで、志望動機や自己PRの内容がより洗練され、選考を通過しやすくなるはずです。

インターンシップや企業説明会など、様々な情報を収集すること

就活においては、企業や業界についての知識を深めることが重要です。インターンシップや企業説明会、インターネット上の情報など、様々な情報を収集し、自分自身が納得できる情報を集めることが大切です。
学生1人あたりの平均参加社数は5.6社となっています。多くの学生が、より有利に就活を進めるため積極的にインターンを活用していることがわかるでしょう。

コミュニケーション能力を高めること

就活では、面接や選考の場面で自分自身をアピールすることが必要です。そのためには、コミュニケーション能力を高めることが大切です。自分自身を適切に表現し、相手に自分自身をアピールするためには、コミュニケーション能力が必要不可欠です。
早めにチャレンジをして失敗することが重要になります。就活が本格化する前に、OB・OG訪問やインターンシップなどを通して場数を踏んでおくことで、本番で自然にアピールできるようになります。

まとめ

この記事では、一般的な就職活動のスケジュールについて解説しましたが、就活に取り組む上での重要なポイントは、スケジュールだけではありません。業界・企業研究や自己分析、長期インターンシップなど、就活スケジュールに関係なく学生が始めたいと思ったときに始められることもたくさんあります。また、個人によって進路の方向性や就活のペースは異なるため、自分に合ったスケジュールを立てることが大切です。

就活を成功させるためには、計画的に行動することが重要です。スケジュールの管理や情報収集、自己分析やエントリーシートの作成など、就活に必要なタスクを細かく分解し、日々の行動計画に取り入れていきましょう。また、人脈やアルバイト先などを活用して情報収集を行い、自己分析を深めることも大切です。

後悔のない就活をするためには、自分の将来のキャリアビジョンを明確にし、自己分析をしっかり行うことが大切です。自己分析によって自分の強みや弱みを理解し、それを活かせる企業や職種を見つけることができます。また、過去の経験やアルバイト、インターンシップの成果を整理し、自己PRをしっかりとまとめることも重要です。

就活は自分自身を知り、自分自身をアピールするための活動です。後悔のない就活をするためには、自分自身をよく知り、自分に合ったスケジュールで計画的に行動することが大切です。

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