就職活動中は、日常生活に加え学生生活も同時進行でこなさなければなりません。就活は絶対に失敗したくないものでもあり苦労が付き物ですし、就職活動自体に専念できる環境にある事も少ないので、ストレスもたまりやすくなりがちです。
忙しい就職活動を乗り切り無事に内定を得る為にも、適度なストレス解消が必要となります。
既に就職活動を経験した先輩方は、実際にどのような形でストレス解消をしたのか、就職活動を乗り切る為に、どのような点に気を付けるべきかをしっかりと把握し、対応する事により就職活動を成功に導くための準備をしたのかを、アンケートの結果を通して確認していきたいと思います。
就活生の心境 消費活動など
失敗は絶対にしたくない就職活動では、就活に役立つ情報には敏感に反応するものです。今まで気が付かなかった情報を意識するタイミングでもあり、消費活動も活発になります。
就職活動は大変だった 80%
親にスーツを購入してもらった 81%
体調管理に関する意識が高まった 51%
メイク方法を変えた(女性のみ) 54%
検定・資格試験を受けた 34%
就職活動中ストレスを感じた点は?
① 中々内定が出ない事 38%
最も多かった回答は、「なかなか内定が出ない」事で、38%でした。回答のコメントには、「就活が長引き、内定がなかなか出なくてストレスが溜まった」と言う意見が多く見られました。内定を得るために、多数の企業の面接を受けている方も少なくなく、中には三十社以上もの面接を受けた方もいました。又、周りの学生が内定を得ていく事への焦燥感も、ストレスへと繋がってしまうようです。
② 緊張する状況が続く事 21%
次に多かった回答が、「緊張する状況が続く」事、21%でした。就職活動中は、常に緊張した状態になる事が多く、慣れない面接や筆記試験、インターンシップへの参加など、採用活動への準備も必要です。更に、面接や試験の結果が出るまでの期間も気が抜けないので、ストレスとなるようです。又、インターンシップの際に、電話やメールでの連絡のやり取りなどもストレスの原因になるようです。
③ スケジュール調整や書類等の準備が面倒な事 17%
スケジュール調整や関係書類の準備なども、慣れない就活生にとってはストレスになるようです。
就活生の多くは、複数の企業の採用活動を同時に進めており、学業の傍ら面接やインターンシップ、アルバイト等のスケジュール調整が必要となります。更に複数の企業の採用活動に参加する為には、履歴書などの関係書類も多数用意しなければなりません。ここに学業の卒業制作なども絡んで来る為、忙しさに追われる事になりストレスが溜まりやすくなります。
他に
④ 第一志望の企業に入れなかった 9%
⑤ 特に無かった 7%
⑥ その他 8%
と言う結果でした。
就活中に感じた悩みや体の不調
① 睡眠不足 40%
② 靴擦れ 37%
③ 肩こり 36%
④ 足のむくみ 33%
⑤ 頭痛 27%
⑥ 全身のだるさ 22%
⑦ イライラ(ストレス) 20%
⑧ 腰痛 20%
⑨ 花粉症 19%
⑩ 腹痛 16%
まとめ
全体を見てみると、就職活動によって多くの就活生が何らかのストレスを感じていた事が分かりました。
一方ストレスを感じなかった、という回答も7%と僅かですが有りました。しかし、コメントによると、既に内定を得ていたケースや、アルバイトなどから正社員登用されたと言うケースもあり、特殊な例と言えるでしょう。
又、受けられる企業がまだ決まっていない就活生は、様々な企業を見てから決めていきたい、と前向きな姿勢で就活に臨んでいた方もいました。しかし、残りの93%の方は就職活動に対してストレスを感じており、様々な企業や会社から不採用の通知などを受けて、ネガティブな感情に陥る傾向も見受けられます。内定が得られない方にとっては非常に厳しい就職活動になり、苦痛を感じてしまうケースも多いようです。
面接、インターンシップ、アルバイト、学業などが重なり、スケジュールが埋まってくると、就職活動が負担に感じ面倒な気分になってしまうようです。自分自身が小さい頃から憧れていた職業がある方、又目標が出来て行きたい企業に就職する為に努力や準備をしてきたにも関わらず、第一志望の企業に採用されなかったショックは、大きなストレスとなります。
これから就職活動を行っていく就活生には、様々なストレスと向き合っていかなければなりません。焦ってしまう事もありますが、ある程度のストレスを想定し適度にストレス解消が出来るようにすると、就職活動自体も良い方向へ進む可能性も高まります。又、予定通り進まなかった場合でも、前向きにとらえて進めていく事が、成功への過程になる事と思います。