就職活動では、企業などへ沢山の書類を提出しなければなりません。就活生により志望する企業数は異なりますが、応募する企業が多いほど費用が増えていきます。交通費や食事代、就活の為に準備する物等です。その様な状況で出費は増えていく為、出来るだけ安く済ませたいと思う就活生もいる事でしょう。ここでは、就活用証明写真に掛かる費用の相場について、説明していきますので、撮影をされる際に参考にしてみてください。
履歴書用証明写真は自分の最初のご挨拶
履歴書は自分の紹介とも言うべきもので、証明写真は最初のご挨拶と言えます。そして人の第一印象は外見から入ってしまうので、証明写真の写り具合は重要と言えます。最初の挨拶で第一印象で悪印象を与えて不利にならないようにする為にも、写真を撮る際には気をつけましょう。
証明写真の相場
基本的に証明写真を用意する際には、写真館やスタジオで撮影してもらうか、駅前やコンビニ前等に設置してある証明写真機を利用する、又は自分で撮ったり友人にとって貰ったりと幾つか方法があります。写真館やスタジオなどを利用する場合の相場価格は、二千～一万円程度になり、十枚から二十枚程の証明写真を受け取れます。又、単に撮影して写真を作るだけでなく、志望する業界や職種に合わせてヘアメイクを行ってもらえたり、リクルートスーツを無料で貸し出してもらえたり等があり、事前の準備無しにお店に行っても就活に必要な写真とデータが揃えられる事もあり、就活に関する身嗜みなどの知識が得られるなど写真以外にも利用する価値があります。
証明写真機の場合は、スピード写真とも言われており、七百～二千円程度で時間も掛からず証明写真が出来上がります。但し、撮影の際は注意が必要で、表情や身嗜みなどは自身で気をつけてチェックしなければなりませんし、撮影のやり直しも何度も出来ないという事も難点となります。
自分で撮ったり友人に撮ってもらってプリントサービスを利用して写真に仕上げたりといった方法は、かなり費用が抑えられますが、身嗜みや表情、撮影環境等の点から写真のクオリティとしては、他の方法と比べて劣ると言う事は否めません。
メリットとデメリットの比較
写真館やスタジオの魅力は、プロのカメラマンが対応することや、スタジオに専用機材が用意され、計算された環境下での撮影となる事で、高品質の写真が手に入る事です。更に、就活証明写真専門スタジオとなれば、プロのヘアメイクスタッフが希望業種などに合わせたヘアメイクプランが用意されていたり、より良く見せる為の修正加工などの対応があったり、服装や髪型、表情等をチェックしながらクオリティの高い証明写真に仕上げてもらえます。又、時間の方も三十から九十分程で市がるところが多いようです。但し、証明写真機と比べ手、費用が嵩む点が難点と言えます。
一方、証明写真機では、なんと言っても気軽に利用できる点がメリットです。撮影の準備に時間が掛からず、何かと忙しい就活生にとって時間短縮が出来てありがたい存在と言えます。しかし、機械により自身で撮影を行う為、姿勢や表情、服装、髪型など気をつけなければいけません。撮影に集中できないことに加え、仕上がりはどうしてもスタジオ撮影と比べると劣ってしまうのがデメリットです。企業の採用担当者や面接官などは、写真スタジオで撮った写真と機械で撮った写真の区別が付くそうです。計画的に就活を進めている事をアピールするのであれば、写真館やスタジオで撮影する事をお勧めします。既に内定が出ているか、単に提出すればよい状況であれば、機会による撮影でも良いかもしれません。
撮影時に気をつけたいポイント
事前に自分が受けようと考えている企業数等を調べておくと、撮影時に証明写真の必要枚数を揃えられます。未だ必要枚数が分からない就活生は、約七割の方が十から二十枚あれば足りた、と言うアンケート結果も出ていますので参考にしてください。途中で足りなくなり、証明写真の焼増しを頼んだ就活生は、一割に満たないと言う結果も出ていますし、今後は、写真データを活用したｗｅｂ応募も増えてくるようです。
証明写真の仕上がりで他の就活生と差が開く？
履歴書の証明写真は自分の紹介写真になります。特に就活生の証明写真となれば、採用担当者は色々と感じ取る事もあると言われています。服装や髪型、表情、どのような写真品質かなども含め、この人はどういった人なのかを感知し、面接をするかしないかを感じるのかもしれません。モデルや芸能人の写真と違い可愛いや美人、格好良いなどの評価ではなく、社会人としての一般的な常識等を見る為、就活生は勘違いしやすいかもしれません。一般的にどのようにすればマイナスではないのかを考えて、自分にとって最良の選択をしましょう。
